第2回 TIAパワーエレクトロニクス・サマースクール

第2回TIAパワーエレクトロニクス・サマースクールは、TIAパワーエレクトロニクスWGと産業技術総合研究所主催のもと、8月24日~27日の日程で行われ、6月にオープンしたTIA連携棟(産業技術総合研究所 つくばセンター つくば西)を会場に、前回を上回る142名もの参加がありました。

第2回となる今回は、TIA連携大学院サマー・オープン・フェスティバルの一環として、サマースクールを開催しました。講義は、スクール長の正田東京大学名誉教授によるパワーエレクトロニクスの歴史から始まり、パワーエレクトロニクスデバイス、回路、システムの基礎に関する講義、更に応用としての交通システムや電力ネットワークにおけるパワーエレクトロニクスの現状の講義、そしてパワーエレクトロニクスの世界をSiCデバイスで劇的に変化させようというアグレッシブな報告等、幅広い内容で行いました。最終日には、ドイツから著名な研究者2名を招き、国内の2名を含め最新技術の講義を英語で行いました。国際的な最先端研究に触れ、受講生たちは熱心に聞き入っている様子でした。

全体を通して、パワーエレクトロニクスに関する幅広い講義を集中的に聴講することで、受講生はより効果的にパワーエレクトロニクス研究に関する知識を吸収できたように思います。また、各講義後の質疑は非常に活発で時間が不足するほどであり、受講生の関心の高さ、意識の高さが伺えました。

1日目の夕方に行った参加学生によるポスター発表では、発表内容に関する議論があちこちで展開され、学校間交流という観点でも十分な成果が得られたように思います。また、最終日には見学会が実施され、現場見学を通してさらにパワーエレクトロニクスに対する理解を深めることができ、非常に意義深いスクールとなりました。

最終日の施設見学ツアー。筑波大では今年新設した「数理物質科学研究科 電子・物理工学専攻 TIA連携大学院パワーエレクトロニクスコース」の研究説明と装置の見学を実施。
講義の様子

 

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